マキシマム ザ ホルモンの話(その3)
~前回までのあらすじ~
ラーメン二郎発作食いたくなってきた
~おわり~
年があけ、僕は大学4年になりました。
大学がかなり暇になり、時間も余裕ができたので今年はフェスとかライブたくさんいけるなぁ、でもホルモンいないなぁなどと考えていた矢先のことです。
ホルモンが活動を再開しました。
喜びにうち震えました。
この時期に活動再開ということは夏フェスにたくさんでるんだろうと。しかもツアーもやると。
これは見るしかないと今回のツアー5公演全てに応募しました。大阪名古屋遠征も覚悟の上です。
そして、当落発表の日。サイトではライブの日付が遅い順に表示されてました。
「チケットをご用意することができませんでした」
「チケットをご用意することができませんでした」
あー、やっぱりホルモンのライブは倍率高いなぁ今回のツアーは無理かなぁ……
「チケットをご用意することができませんでした」
「チケットをご用意することができませんでした」
と4つ目まで見て、この4つが外れたのならまさか八王子があたるわけないだろうと思っていたら。
「チケットをご用意いたしました」
夢かと。嘘なんじゃないかと。何かの手違いなのではと。
いや、どうもホントらしい。
ホルモンの聖地、八王子でのライブが当たったのです。
チケットを当てるのには信仰心が必要なのだと気づいたのはこの時でした。
そして今日、そのライブに参加してきました。
今まで見たどんなライブよりも近い距離で。熱い熱量で。
恋の街八王子で見たマキシマム ザ ホルモンはいつもより一層輝いて見えました。
月の爆撃機から鬱くしき~が演奏されたとき、僕は泣いていました。
ホルモンを好きで良かったと、ずっと追いかけてきて良かったと心から思いました。
どれだけ有名になってファンの数が増えても絶対にドームやアリーナではやらず、ツアーは対バンで必ずライブハウスのみ。
音楽の方向性は変わるどころかどんどんと洗練されていきます。白帯バンドの精神で、ロッキンポ殺しの精神で。
予襲復襲の歌詞の「白帯のまま~」のくだりはいつきいても泣きそうになります。
驕ることなく、自分たちの音楽をひたすらやり続けるカッコよさ。
僕もキラキラした青春を送ったわけではありません。だからこそ、青春最下位を祝ってくれるホルモンが、一生懸命でなくても0.5生懸命でもいいと歌ってくれるホルモンが響くのかもしれません。
僕のホルモンへの愛情は今後も一生途切れることはないでしょう。たとえ解散してしまったとしても。
今回はそんな、マキシマム ザ ホルモンと僕についての話でした。
ではまた。